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「何にでも合う」を手放して、心からときめくお部屋と私へ

色のこと

「失敗したくないから、とりあえず黒にしておこう」 「お部屋の壁紙は、何にでも合う真っ白なら安心よね」そんなふうに、毎日のお洋服や家づくりを「無難さ」で選んでいませんか? かつての私もそうでした。でも、便利だと思っていた「何にでも合う色」は、自分らしさを遠ざけて没個性になってしまっていました。この記事では、建築カラープランナーとして築43年の団地を自分らしく彩ってきた私が、「無難」を手放して「私らしい」を選ぶための色選びのヒントをお伝えします。

万能な黒という迷信。黒が持つ本当の力とは?

コーディネートに迷ったとき、とりあえず黒を足せば引き締まると思われがちです。でも、実は黒はとても自己主張が強い色。

黒はすべてを飲み込む強い色

色彩学で見ると、黒は光をすべて吸収する色。そのため、視覚的な重み(重量感)が最も大きく、どんな色と並べても、その存在感を強く主張します。

たとえば、優しいキャメルのコートに、何も考えずに無難だからと真っ黒なバッグと靴を合わせたとします。すると、キャメルの持つ柔らかい空気感が黒の強さに負けてしまい、全体が分断されたような印象になってしまうことがあるのです。
もちろん、敢えて黒を使うというのならありです。
実際私もキャメルの時は黒を合わせたりします(ブルーベースですからね)

これはインテリアも同じです。 ナチュラルな木目の家具で揃えたお部屋に、急に真っ黒なソファを置くと、そこだけがポツンと浮いて見えてしまう。
置くのならポイントとして引き締める役割を持って、分量を計算して置くべきなのです。

白にしておけば飽きも来ないし、間違いない、の罠

「白なら失敗しない」というのも、よく耳にするお悩みです。
アンミカさんが「白は200色ある」とおっしゃっていましたが、これはあながち大袈裟な話ではありません。

あなたのお部屋の白は、どの白ですか?

私が暮らしている築43年の団地、実は色の勉強をする前にリフォームしました。

そして選んだ壁紙がまさしくまっ白(しかも家全体です)

理由はそうです。「白にしておけば間違いないだろう笑」

色の勉強を始めて、その選択をすごく後悔しています

特に真っ白は実はおすすめではありません。
なぜなら、白すぎるとまぶしく感じてしまうこともあるから。
もしも真っ白にしてしまったのなら、家具で柔らかさを足したり、照明を柔らかく工夫してみたりしていただくと大丈夫ですよ。

ちなみに白にもいろいろありまして、

  • 青みのある白: モダンで清潔感がありますが、少し冷たい印象を与えることも。
  • 黄色みのある白: 温かみがあり、柔らかい雰囲気になります

例えばお洋服でベージュ系を楽しんでいるなら、合わせるスニーカーは真っ白よりも、少し生成り(エクリュ)がかった白を選んだほうが、全体がふんわりとまとまり、洗練された垢抜け感が生まれます。
それと同じような感覚でインテリアも選んでみてくださいね。
優しい雰囲気にしたい場合で、白を使いたいならおすすめなのはアイボリーやエクリュなど黄みがかった白です

「何にでも合う」という言葉の安心感から、少しだけ卒業してみませんか?

黒や白を否定するわけではありません。ただ、それを無難だから選ぶのではなく、敢えて選ぶ。
そんなふうに意識を変えるだけで、毎日のコーディネートや、お部屋で過ごす時間が、楽しくなります

まずは、今日履く靴下ひとつからで構いません。
無難という視点を捨てて、なぜこの色にするのか?
と考えながら選んでみてくださいね。

世界は思っている以上に、たくさんの美しい色で溢れています。
家も服も好きな色で溢れる、自分らしさを楽しんでみませんか?

自然体 建築カラープランナー® 野村恭子


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