今日はわたくしの過去のお話。お役所で働いていたときのお話です。ちょっと変なわたくしの働き方は……
お役所での経験
インテリアコーディネーターになる前は、お役所で7年間ほどパートで働いていました。
仙台から大阪に戻ってきたので、失業手当の申請に行った職安で目にとまったお役所のアルバイト。
思い立ったら即行動な私はそのまま申し込んで面接へ。
そしたら受かってしまいました。
仕事内容は窓口業務と事務仕事。
お役所で働いた経験がなかったので、とっても新鮮でした。
一番感じたことは、お役所のお仕事ってほんとに大変なんだな、ということ。
色んな方が来られるけれど、パートとはいえ、国から雇われているので、対応にはすごく気を遣うんです。
そして、お客様はだから役所は……という目線で接してこられます。
そんな方たちにも、あ、来て良かったな、と思ってもらえるように接するのってけっこう難しいのです。
働いてみて初めてわかることってありますね。
パートで働くという事は……
パートって時間給です。
お役所の時給は最低賃金程度です。
すごく頑張ってもお給料が増えるわけではありません。
でも私、喜ばれるとまわりまわって。自分の所に帰ってくるって信じています。
まるでブーメラン。
同じように人に嫌がられることをすると、じぶんにブーメランが返ってくる。
同じ働くなら楽しもうとやり始めたのは、お客様に笑ってもらうゲーム。
- できるだけ親切にする
- いいお天気で気持ちいいですね。と言ってみる
- とにかくニコニコしている
たぶんだいぶ変な事務員でした。
実際、ちょくちょくお客様からお役所もこんな人がいるんですね、とか言われたりしました。
でも話しかけるとだいたい笑ってくれるんです。
そしたら大勝利です。
何より笑ってくれると私も嬉しいのです。
変わった働き方をした結果どうなったか
そんな風に楽しんでいたら、もう少し条件のいい働き方をしてみる?
と言って下さいました。
時間給から月給制の働き方にシフトし、収入が跳ね上がりました。
私が思うに、お給料が上がるわけでもないから、それなりに働こう、という考え方ではお給料は上がらないと思います。
与えられたお仕事を全力でこなす。
そのためには楽しんで働くことが大切。
そんな風に感じます。
お役所って、怒鳴られることとかあるし、ほんとに大変な所はあるけれど。すごくいい経験が出来たし、この先もずっと大切におつきあいをさせて頂きたい方々とも知り合えました。
とてもいい財産になったなと思っています。
お役所の契約が終了してからは、好きなインテリアのお仕事をしていますが、やっぱり今もゲーム感覚。
できるだけ喜んでもらうゲームです。
そのためには全力を出すこと。
だからあーでもない、こーでもない、と色々考えて悩む事もあるけれど、それで最終的に喜んでもらえたら大成功です。
これからもそんな考えで走りたいなと思っています。
みなさんはどんな風にお仕事を楽しまれていますか?
自然体 建築カラープランナー® 野村恭子