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【色のプロが語る】クロス選びに迷っている方へ、全体の方向性について

色のこと

新築・リフォーム検討中の方へ。何百何千とあるクロス。その中からご自宅に合う壁紙を選ぶのは大変です。多すぎてどれにすればいいのか分からなくなることはありませんか?cocoticouleurでお受けしているご相談の多くは壁紙選びに関してです。悩める皆様に、まずは「とりあえず白にする」という選択には注意点があるということをお伝えしたいと思っています。

日本人に白が合わない理由

迷ったらとりあえず「白」
それは危険な考え方です。
なぜなら白は日本人には合わない明るさ(明度)だから。
日本人の肌は白くはなく、ベージュです。
一般的には肌の明るさくらいが落ち着く明るさです。

和室が落ち着く理由は

和室って落ち着きませんか?
その理由は和室の色合いが日本人に合うから。
聚楽壁の色くらいが日本人には馴染むということをまず覚えて下さいね。

人間はベージュ空間が落ち着く

ライト・トーナス値という言葉をご存じでしょうか?
少し難しいお話ですが、ざっくり言うと色による筋肉の緊張度を数値化したものです。
それによるとベージュが一番落ち着く数値になります。

白という色の持つ性質

白は清潔や無垢、高貴さんさどのイメージがありますが、同時に不安定さや無気力さを感じさせる色でもあります。
そのため、白っぽい空間にいると、心理的に不安定になってしまうという側面もあります。
そんな場合は色を適度に入れていきましょう。

白っぽい空間になってしまった場合の対処法について

今日は日頃もどかしく感じていることについて書きました。
「とりあえず白」と思っている方の心に届けばいいなと思っています。
なぜなら私が白にしてしまって後悔しているからです。
自宅のリフォームはそんなわけで大失敗に終わってしまったわけですが、皆さんにはそんな思いを味わって欲しくありません。
とはいえ、もう白にしてしまったよ、という方の中で、もしも居心地が悪いと感じているかたがいらっしゃったら、対処法についても書いています。

わたくしたびたび白の壁紙の事についてブログを書いています。
白が危険だなんて、すごく非常識、というご意見も確かにあるかと思います。
確かに今の日本の住宅の現状から言えば、白は基本の色かもしれません。
そして、意図して白で作っていくのであれば何ら問題はないのです。
ただ、何となくとか、明るく見えるからとかいう理由で選ばれるのであれば、少し立ち止まって考えて頂くのも一案だと思います。
昔の日本の住宅は自然素材を使った柔らかな配色が多かったかと思います。
一般的な白にするのではなく、高い素材を使わなくても少し工夫することで資産価値を今より上げることもできます。
もしも迷われているのなら、他の選択肢もあるということも考慮に入れてみて下さいね。

選んだ壁紙や素材について悩んでいる、などありましたら個別の相談も承っております。
少しプロの手を借りてみませんか?


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皆様のおしゃれなお部屋作りの参考になれば嬉しいです。

自然体 建築カラープランナー® 野村恭子

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