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タカラスタンダード奈良平城京ショールーム|インテリアデザイン事例

施工実績

タカラスタンダード奈良平城京ショールームのインテリア事例。キッチンを軸に、内装素材から家具・インテリア小物まで一貫してデザインした4つの空間をご紹介します

キッチン選びは、設備単体ではなく空間全体のインテリアデザインで考えることで、暮らしのイメージが一気に具体的になります。

今回は、タカラスタンダード奈良平城京ショールームにて担当した、インテリアデザイン事例をご紹介します。
本事例では、ショールーム内の全4ブースについて、キッチンのカラー選定を起点に、壁・床・天井の素材決め、家具やインテリアアイテムの選定・設置までをトータルでコーディネートしました。

また、1ブースは無印良品のアイテムを使用した空間として、無印良品家具・小物に合わせた内装計画を行っています。

キッチンを含めたトータルインテリアの考え方や、ショールーム空間を魅力的に見せるための色・素材計画のヒントとして、ぜひご覧ください。

奈良ホテルをイメージした上質空間|レミュー×インテリアデザイン事例

このブースのテーマは「奈良ホテル」。
古都・奈良が持つ歴史や文化、そして静かな品格を、現代の暮らしの中でどう表現するかを軸に空間を構成しました。

なぜ奈良ホテルなのか。
それは、レミューが持つ重厚感のある素材感と、上質で落ち着いた佇まいが、古都奈良の風格と非常によく重なると感じたからです。
流行を追うのではなく、長く受け継がれてきた美意識に敬意を払いながら、日々の暮らしの中で「本物の美しさ」を大切にしたい方に向けた空間を目指しました。

インテリアカラーは、対照色相配色をベースに、あえて深みのあるトーンで構成。
明度差を抑えて色相のコントラストをつけることで、クラシックで落ち着きのある雰囲気を演出しています。
キッチンを主役にしながらも、空間全体として視線がうるさくならないよう、壁材や床材は素材感で魅せる設計としました。

また、このブースでは、一般的なショールームではあまり見かけない家具やインテリア小物をセレクトしています。
単に高級感を出すのではなく、歴史を感じさせるフォルムや、時間の経過を受け止めるような質感を持つアイテムを取り入れることで、空間に奥行きと物語性を加えました。

ショールームでありながら、
「ここで食事をする」「ここで人を迎える」
そんな暮らしのワンシーンが自然と浮かぶ、上質で静かな空間に仕上げています。

キッチンの面材などは下記のものを使用しています
キッチン・キャビネット面材 ビンテージアイアン
天板 スミグレー
ブラックキャビネット
底面ホーローカバー吊り戸 ledダウンライト付き(ブラック)

カフェの世界観|リフィット×ナチュラルインテリア事例

このブースのテーマは、「日常にこそ美しさがある」という考え方。

特別なことをしなくても、
子どもと過ごす時間、毎日の料理、季節の移ろいを感じながら暮らすこと。
そんな生活そのものを丁寧に楽しむ姿勢を、空間として表現しました。

インテリアは、天然素材を中心に構成したナチュラルカジュアルな空間
木の質感ややわらかな色合いを大切にしながら、
いわゆる「ほっこりしすぎるナチュラル」にならないよう、
グリーンを効かせた中差色相配色で全体を引き締めています。

色相差を大きくしすぎず、でも単調にもならないこの配色は、
ニュアンスのある、居心地の良い空間をつくるのにとても効果的です。

キッチンにはタカラスタンダード リフィットを採用。
リフィットは比較的お手頃な価格帯でありながら、
マットカラーのバリエーションが豊富で、ナチュラルインテリアとの相性が非常に良いシリーズです。

特に、自然素材を活かした空間づくりでは、
艶の強い素材よりも、マットな質感を選ぶことで、失敗しにくく、落ち着いた印象に仕上がります。

このブースでは、
「気取らないけれど、雑ではない」
「日常だけれど、美しい」
そんな暮らしの価値観を、キッチンを中心に空間全体で表現しています

キッチンの面材などは下記のものを使用しています
キッチン・キャビネット面材:マットベージュ
キッチン天板:シャインベージュ
キャビネット天板:スモーキーエルム
キッチンパネル:マーブルベージュ

古民家の落ち着きを現代的に|リフィット×和モダンインテリア事例

このブースで表現したのは、奈良に多く残る旧家での暮らし
古い家を不便なものとして切り捨てるのではなく、
その家が持つ時間の重なりや空気感を受け入れ、整えながら、育てていく暮らしをイメージしています。

季節の移ろいを感じ、
木や土、布といった手触りのある素材を暮らしの中に取り入れる。
家を直しながら住み続けることで、少しずつ愛着が深まっていく、そんな住まい方です。

ただし、我慢する暮らしではありません。
この空間では、ボッシュの食洗機を採用するなど、
楽ができるところはきちんと現代のテクノロジーを取り入れています。
古い家に住む=不便、ではなく、価値あるものは残し、快適さは更新する
そのバランスを大切にしました。

インテリアカラーは、対照色相配色をベースに、
色相・明度ともにメリハリを効かせた構成。
はっきりとしたコントラストがありながらも、
素材感やトーンを抑えることで、空間としては落ち着いた印象にまとめています。

家具やインテリアには、
ヴィンテージ感のあるデザインを取り入れ、
新品でありながらも、どこか時間を感じさせる佇まいに。
古民家特有の静けさや余白と、自然に馴染むようセレクトしました。

キッチンの面材などは下記のものを使用しています
キッチン・面材:オークダークブラウン
キャビネット:下段 オークダークブラウン、上段 マットダークグレー
キッチン天板:ステンレス
キッチンパネル:コンクリートライト

都会的で洗練された空間|トレーシア×モダンインテリア事例

このブースのテーマは、
家事効率と見た目、その両立。

忙しい毎日の中でも、無駄な動きを減らし、時間を生み出すための設計と機能性。
そして同時に、空間としての美しさも妥協しない。
そんな価値観を持つ、すっきりとした暮らしを好むおしゃれな方を想定しています。

インテリアは、低彩度のアースカラーをベースに構成。
そこにブラックをアクセントとして効かせることで、
モダンで引き締まった印象を与えています。
マットホワイトグレーはすっきりとした淡いグレー。
甘く仕上げたくない方にピッタリのカラーリングです

壁、床もそれに合わせて全体的にグレイッシュなカラーに整えました。
トレンドとしてはグレーは終盤ですが、今後はこんな感じで少し柔らかめのベージュ味を感じるようなグレーや、淡いグレーは今後も引き続き人気になると考えています
そんな意味でこれからもおすすめの配色です。

キッチンにはタカラスタンダード トレーシアを採用。
モダンインテリアとの相性が非常によく、空間全体を洗練された印象にまとめてくれます。

モノは必要最小限に抑え、収納は「隠す」「見せない」を基本に設計。
その結果、スタイリッシュでありながら、実際に過ごしてみると使いやすく、落ち着く
見た目と暮らしやすさを両立した空間に仕上がりました。

キッチンの面材などは下記のものを使用しています
キッチン・キャビネット面材:マットホワイトグレー
キッチン・キャビネット天板:モデレートブラック
キッチンパネル:ストーンホワイト

何気ない毎日が心地いい空間|トレーシア×無印良品事例

この空間は、無印良品がコーディネートした家具・インテリアアイテムを主役に、壁・床・天井の内装計画のみを担当したブースです。

大切にしたのは、
無印良品が持つ世界観を決して壊さないこと。
そのうえで、空間としての完成度と心地よさを、内装の力でそっと底上げすることでした。

インテリアの方向性は、北欧カジュアル。
ただし、シンプル一辺倒にならないよう、大人かわいいニュアンスを意識して構成しています。

アクセントとして取り入れたのは、かなり白に近い淡いブルー系のクロス
床はオーク系の王道の色味
主張しすぎない色味にすることで、木の家具や無印良品らしい自然素材とやさしくなじみ、空間に軽やかさを添えています。

また、家事室にはグレージュのクロスを採用。
少しトーンを落とすことで、落ち着きと安心感をプラスしました。
作業に集中しやすく、長く過ごしても疲れにくい空間を意識しています。

無印良品の家具やアイテムが自然に引き立ち、住む人の生活がそのまま続いていく。
そんな空間になったのではないでしょうか

無印良品とのコラボとても光栄で楽しいブース作りでした

建築カラープランナーとして大切にしていること

キッチンは空間の一部、家具として考える

今回ご紹介した5つのブースは、
テイストも世界観も、それぞれまったく異なります。
けれど、すべての空間に共通している考え方があります。

それは、
キッチンを単体で考えないこと。

キッチンは、設備として見ると色や扉、天板、機能に目が向きがちです。
けれど実際の暮らしの中では、キッチンは必ず、家具や照明、インテリア小物、
そして人の動きや視線と重なり合って存在しています。

だからこそ、
キッチンだけを切り取って選んでしまうと、空間全体ではちぐはぐに感じてしまうことも少なくありません。

今回のブースではすべて、
家具や小物が入った状態を前提に、キッチンを含めた色・素材・バランスを設計しています。
先に「どんな暮らしをしたいか」「どんな空気感の中で過ごしたいか」を描き、
そこからキッチンを含めた空間全体を組み立てていく。
この順番を、とても大切にしています。

ショールームは、
設備が置いてある場所ではなく、暮らしを想像する場所であってほしい。

家具が入り、人が座り、器が並び、日常が始まったときに初めて、
キッチンの本当の美しさや使いやすさが見えてきます。
そういう視点を持ってショールームに行くと、キッチンの隠れた美しさにも気づけるのではと思っています

これからキッチンや住まいづくりを考える方にとって、今回の5つのブースが、
「キッチンは空間全体で考えるもの」という視点を持つひとつのヒントになれば嬉しいです。

貴重な機会をいただき本当にありがとうございました

自然体 建築カラープランナー® 野村恭子


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